Webアプリケーションでのアプレットの統合

アプレットとは、Javaプログラミング言語で記述されたプログラムで、イメージをページに含めるのとよく似た方法でHTMLページに含めることができるものです。このチュートリアルでビルドするアプリケーションでは、アプレットをIDE内でビルドしてデプロイする方法を示します。

注意: IDE内にアプレットを作成する目的で設計されたプロジェクト・テンプレートはありませんが、このようなテンプレートは、このチュートリアルで示すようにJavaプロジェクトで簡単に開発してWebプロジェクト内にパッケージ化できます。

目次

このページの内容は、NetBeans IDE 7.2、7.3および7.4に適用されます

このチュートリアルに従うには、次のソフトウェアとリソースが必要です。

ソフトウェアまたはリソース 必須バージョン
NetBeans IDE 7.1、7.2、7.3、7.4、Javaバージョン
Java Development Kit (JDK) バージョン6または7
GlassFish Server Open Source Edition
または
Tomcatサーブレット・コンテナ
3.xまたは4.x
 
バージョン6.xまたは7.x

アプレット・ソース・ファイルの作成またはインポート

この項では、最初のアプレットを作成します。作成したアプレットがすでにある場合、次の手順を使用してそのアプレットをIDEにインポートします。

最初からまたは既存のソースからのJavaプロジェクト作成

  1. 「ファイル」>「新規プロジェクト」([Ctrl]-[Shift]-[N])を選択します。「カテゴリ」から「Java」を選択します。
  2. 次のいずれかを選択します。
    • 新しいアプレット・ソース・ファイルを作成する場合、「プロジェクト」の下の「Javaクラス・ライブラリ」を選択します。「次」をクリックします。
    • アプレット・ソース・ファイルをインポートする場合、既存のソースがあるJavaプロジェクトを選択します。「次」をクリックします。「ソース・パッケージのフォルダ」テキスト・ボックスで、ファイルの場所を指定します。
  3. 「プロジェクト名」に「HelloApplet」と入力します。「プロジェクトの場所」をローカル・コンピュータ上の任意のフォルダに変更します。
  4. 「終了」をクリックします。アプレット・ソース・ファイルをインポートした場合は、それを実行します。

アプレット・ソース・ファイルの作成

  1. 「HelloApplet」プロジェクトを右クリックして「プロパティ」を選択し、「プロパティ」ウィンドウを開きます。
  2. プロジェクトに必要なソース/バイナリ形式を選択し、「OK」をクリックします。

    注意: たとえば、JDK 6を選択した場合、それより古いバージョンのJREまたはJavaブラウザ・プラグインが存在するマシンでは、アプレットが動作しない可能性があります。

  3. 「プロジェクト」ウィンドウの「HelloApplet」プロジェクト・ノードを右クリックし、「新規」>「その他」([Ctrl]-[N])を選択します。
  4. 「カテゴリ」から「Java」を選択します。「ファイル・タイプ」から「アプレット」を選択します。

    または、新しいアプレットを視覚的にデザインする場合、「Swing GUIフォーム」>「JAppletフォーム」を選択します。

    「次」をクリックします。

  5. 「クラス名」に「MyApplet」と入力します。「パッケージ」に「org.me.hello」と入力します。
  6. 「終了」をクリックします。

    IDEで、アプレット・ソース・ファイルが指定したパッケージ内に作成されます。ソース・エディタが開いて、アプレット・ソース・ファイルが表示されます。

  7. 既存のデフォルト・コードの上に次のコードを コピーして貼り付け、アプレット・クラスを定義します。
         package org.me.hello;
    
         import java.applet.Applet;
         import java.awt.Graphics;
    
         public class MyApplet extends Applet {
             @Override
             public void paint(Graphics g) {
                 g.drawString("Hello applet!", 50, 25);
             }
         }
                        

    または、アプレット・フォームをデザインする場合、NetBeans IDEにおけるGUI構築のドキュメントを使用して、次のようなフォームを作成します。

    アプレット・フォームのデザイン

    アプレットの記述方法に関する詳細は、JavaTMチュートリアルのアプレットの項を参照してください。

アプレット・ソース・ファイルの実行

作成したアプレットは、IDEから実行できます。この項でその方法を説明します。

アプレット・ソース・ファイルのビルドと実行

「プロジェクト」ウィンドウでMyApplet.javaファイル・ノードを右クリックし、コンテキスト・メニューから「ファイルの実行」を選択します。アプレットが埋め込まれるMyApplet.html起動ファイルは、buildフォルダに作成され、「ファイル」ウィンドウ([Ctrl]-[2])に切り替えると確認できます。

ビルドされたアプレットが表示された「ファイル」ウィンドウ

アプレットはアプレット・ビューアで起動します。

アプレットの表示

アプレット・フォームもアプレット・ビューアで表示されます。

デザイン

アプレットのWebアプリケーションへの埋込み

これでアプレットの作成は完了しました。次に、これをユーザーが使用できるようにする必要があります。実行するには、Webアプリケーションを作成し、このアプレットJARをクラスパスに配置し、アプレット・タグをWebアプリケーションのHTMLファイルに追加します。

Webプロジェクトの作成

  1. 「ファイル」>「新規プロジェクト」を選択します。
  2. 「Java Web」カテゴリから「Webアプリケーション」を選択します。「次」をクリックします。
  3. 「プロジェクト名」に「HelloWebApplet」と入力します。
  4. 「プロジェクトの場所」をローカル・コンピュータ上の任意のフォルダに変更します。「次」をクリックします。
  5. ターゲット・サーバーを選択します。「終了」をクリックします。

アプレットJARファイルのWebプロジェクトへの追加

アプレットJARファイルをWebプロジェクトに含める場合は、そのJARファイルが格納されたJavaプロジェクトを追加するか、またはJARファイル自体を追加します。どちらを選択することもできますが、JavaプロジェクトをWebプロジェクトに追加する場合、Webアプリケーションをビルドするたびに、IDEでそのアプレットが毎回ビルドされます。そのため、そのアプレットをJavaプロジェクトで変更すると、そのWebプロジェクトのビルド時にIDEで新しいバージョンのアプレットが常にビルドされます。一方、そのアプレットJARファイルがNetBeans IDEプロジェクト内にない場合、アプレット・ソース・ファイルはWebプロジェクトのビルド時に再ビルドされません。

注意: IDEでHelloAppletプロジェクトを使用している場合、この時点でHelloApplet.jarファイルは存在しません。それで問題ありません。HelloApplet.jarファイルはHelloWebAppletプロジェクトのビルド時にビルドされます。

  1. 「プロジェクト」ウィンドウで、「HelloWebApplet」プロジェクト・ノードを右クリックし、コンテキスト・メニューから「プロパティ」を選択します。
  2. 「パッケージング」カテゴリを選択します。
  3. 次のいずれかを選択します。
    • アプレットがJavaプロジェクト内にある場合、「プロジェクトの追加」をクリックしてJavaプロジェクトを含むフォルダを特定します。「JAR/フォルダの追加」をクリックします。

      注意:IDEプロジェクトには、NetBeans IDEプロジェクト・アイコンのマークが付きます。

    • IDEプロジェクト内にないアプレットJARファイルを使用している場合、「ファイル/フォルダの追加」をクリックし、JARファイルを含むフォルダを特定します。「選択」をクリックします。
  4. アプレットのソース・ファイルを含むJARが「プロジェクト・プロパティ」ウィンドウの表にリストされていることを確認します。「OK」をクリックします。

    デフォルトでは、アプレットJARファイルはWebアプリケーションのWebページ・ライブラリ(build/webフォルダ)にコピーされます。build/webフォルダはアプリケーションのルート・ディレクトリで、表の「WAR内のパス」列に"/"と表示されます。「WAR内のパス」列にアプレットの新しい場所を入力すると、WAR内のアプレットの場所を変更できます。

  5. 「閉じる」をクリックして、「プロジェクト・プロパティ」ウィンドウを閉じます。

IDEのメイン・メニューから「実行」>「プロジェクトのビルド(HelloWebApplet)」を選択してHelloWebAppletプロジェクトをビルドすると、アプレットのJARファイルが元のHelloAppletプロジェクト内に生成され、HelloWebAppletプロジェクトのWARファイルにパッケージ化されます。build/webフォルダにも追加されます。この処理を「出力」ウィンドウで追跡し、結果を「ファイル」ウィンドウで確認できます。

アプレットおよびWebアプリケーションのアプレットjarファイル

JSPファイルまたはHTMLファイルの作成と実行

  1. 次のいずれかを選択します。
    • アプレットをJSPファイルに埋め込む場合は、「プロジェクト」ウィンドウにあるデフォルトのindex.jspファイルをダブルクリックします。このファイルは、Webプロジェクトの作成時にIDEで作成されます。ソース・エディタにこのファイルが表示されます。
    • アプレットをHTMLファイルに埋め込む場合は、「HelloWebApplet」プロジェクト・ノードを右クリックし、コンテキスト・メニューから「新規」>「その他」を選択します。「カテゴリ」から「Web」を選択します。「ファイル・タイプ」から「HTML」を選択します。「次」をクリックします。HTMLファイルに名前を付け、その場所としてWebフォルダを選択し、「終了」をクリックします。
  2. 次のように、ファイルの<body></body>の2つのタグの間の任意の場所にアプレット・タグを追加することで、アプレットをファイルに埋め込みます。

    • HTMLファイル内: <applet code="org.me.hello.MyApplet" archive="HelloApplet.jar"></applet>
    • JSPファイル内: <applet code="org.me.hello.MyApplet" archive="HelloApplet.jar" width="600" height="480"/>

    注意:

    • このチュートリアルでは、HTMLファイルにアプレット・コードを追加する場合は、左マージンにあるヒント・グリフを無視できます。
    • org.me.hello.MyAppletはアプレットの完全クラス名です。
    • HelloApplet.jarはアプレットを格納するJARファイル名です。
  3. 「プロジェクト」ウィンドウでこのJSPノードまたはHTMLノードを右クリックし、コンテキスト・メニューから「ファイルを実行」を選択します。

    サーバーによって、JSPファイルまたはHTMLファイルがIDEのデフォルト・ブラウザにデプロイされます。

    次の図のような表示になります(セキュリティ警告ダイアログ・ボックスで「実行」をクリックしてアプリケーションの実行を許可した後)。

    アプレットの表示

    アプレット・フォームの場合、次のように表示されるはずです。

    デザイン



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