NetBeans Java ME CDC開発のクイック・スタート・ガイド

概要

Connected Device Configuration (CDC)アプリケーションは、2MB以上のメモリーを搭載したモバイル・デバイスや埋込みデバイスで動作するように設計されています。この構成は、MIDPベースの携帯電話よりも機能豊富なJVMをサポートするものです。これらの携帯電話は通常はメモリーが大幅に少なく、CLDC (Connected Limited Device Configuration)を使用します。このチュートリアルでは、NetBeans IDEを使用して、Java Platform Micro Edition (Java MEプラットフォーム)のCDCアプリケーションを作成する方法を示します。使用可能な3つのCDCプロファイル用の単純なフォームをデバイス・エミュレータに表示するJava ME CDCプロジェクトを作成する方法を示します。このドキュメントは、できるだけ短時間でアプリケーションを作成できるように編集されています。

内容

このページの内容は、NetBeans IDE 6.9以降に適用されます

要件

このチュートリアルを完了するには、次のソフトウェアとリソースが必要です。

ソフトウェアまたはリソース 必須バージョン
NetBeans IDEとJava ME バージョン6.9以降
Java Development Kit (JDK) バージョン6またはバージョン7

CDCエミュレータ・プラットフォームの追加

サポートされているCDCプロファイル

Windowsオペレーティング・システム用のIDEインストーラには、Java ME SDK 3.0が組み込まれており、これを使用してCDCアプリケーションを開発できます。異なるCDCエミュレータ・プラットフォームによって、異なる開発プロファイルがサポートされることに注意してください。主な開発プロファイルと、これらをサポートするエミュレータは次のとおりです。

  • Personal Basis Profile (Sun Java ME SDK)はモバイル・デバイスや埋込みデバイス向けのアプリケーション開発フレームワークをサポートします(詳細情報)。
  • Personal Profile (Nokia、Sony Ericsson)は、スマートフォン開発用の最もポピュラなプロファイルです(詳細情報)。

使用可能なプラットフォーム

サポートされている次のエミュレータ・プラットフォームを追加する手順は、NetBeans CDCプラットフォーム・エミュレータの設定ガイドで説明しています。

  • Java ME SDK 3.0
  • Sony Ericsson CDCプラットフォームUIQ SDK 3
  • Sony Ericsson M600デバイスとP990デバイス
  • Symbian OS、Java、Personal Profile用のNokia Series 80プラットフォームSDK
  • NSIcom CrEme VM for Windows CE

後続の各項では、使用可能なプロファイルを使用してCDCプロジェクトを作成し、個人用プロファイルとAGUIプロファイルのアプリケーションではIDEのGUIビルダーを使用してユーザー・インタフェースを拡張します。

新しいCDCアプリケーションの作成 - Personal Basis Profile

ここでは、Java ME SDK 3.0を使用して、Personal Basis Profile (PBP) 1.1プロファイル用のCDCアプリケーションを作成します。

  1. メイン・ウィンドウで「ファイル」>「新規プロジェクト」(Ctrl+Shift+N)を選択します。
  2. 「カテゴリ」から「Java ME」を選択します。「プロジェクト」から「CDCアプリケーション」を選択します。「次」をクリックします。
  3. 名前と場所ページで、プロジェクトに「newcdc」という名前を付け、「メイン・プロジェクトとして設定」と「メイン・クラスの作成」チェックボックスは選択したままにします。「次」をクリックします。
  4. プラットフォームを選択ページでドロップダウン・メニューを使用し、Javaプラットフォームに「CDC Java(TM) Platform Micro Edition SDK 3.0」を選択し、デバイスに「DefaultCdcPbpPhone1」を選択します。次の図に示すように、「プロファイル」設定をPBP-1.1のままにします。

    新規CDCプロジェクト・ウィザードのプラットフォームを選択ページ。

  5. 「終了」をクリックします。IDEによって、新しいアプリケーションが作成され、メイン・クラス・フォームが開きます。
  6. 「ソース」ビューで、「g.drawString("Hello, World!", 80, 50);」を検索し、「Java」という単語を追加して「Hello, Java World!」になるようにします

    文字列「Hello Java World!」が表示されたソース・コード・エディタを示しています

  7. F11キーを押してプロジェクトをビルドし、F6キーを押してメイン・プロジェクトを実行します。プロジェクトがエミュレータで起動し、変更後の「Hello World!」メッセージが表示されます。

    メッセージ「Hello Java World!」が表示された状態のデフォルトのカラー電話デバイス・エミュレータを示しています

プロジェクトをデバッグし、JUnitフレームワークを使用してCDCプロジェクト用のテストを作成することもできます。

新しいCDCアプリケーションの作成 - Personal Profile

ここでは、Symbian OS、Java、Personal Profile用のNokia Series 80プラットフォームSDKを使用して、個人用プロファイルのアプレットを作成します。Sony EricssonプラットフォームもPersonal Profileをサポートしています。

  1. ファイル」>「新規プロジェクト」(Ctrl+Shift+N)を選択します。「カテゴリ」から「Java ME」を選択します。「プロジェクト」で「CDCアプリケーション」テンプレートを選択します。「次」をクリックします。
  2. プロジェクトにS80CdcApplicationという名前を付け、コンピュータ内でのプロジェクトの場所を指定します。「メイン・クラスの作成」チェックボックスは選択したままにします。「次」をクリックします。

    S80cdcApplicationプロジェクトが表示された新規プロジェクト・ウィザードの「名前と場所」。

  3. プラットフォームを選択ページでNokia S80プラットフォームを選択します。

  4. 「終了」をクリックします。IDEによって、新しいアプリケーションが作成され、次の図に示すようにGUIビルダーにメイン・クラスのフォームが開きます。「ソース」をクリックしてアプレットのソース・コードを表示します。生成されたコードはプロファイルに基づいていることに注意してください。この例では、メイン・クラスはjava.awt.Frameから派生しています。

GUIビルダーを使用したアプリケーション・インタフェースの作成

GUIビルダーは、通常のJ2SE開発のときと同じように使用できます。GUIビルダーでMain.javaフォームを右クリックし、「レイアウトを設定」>「フリー・デザイン」を選択します。次に「パレット」ウィンドウからGUIビルダーのデザイン領域まで、コンポーネントをドラッグ・アンド・ドロップします。

注意: フォームではAWTコンポーネントのみを使用するように注意してください。すべてのNokia Series 80デバイスはPersonal Profileをサポートしているため、AWTウィジェットのみを使用できます。

IDEのGUIビルダーの使用については、Java GUIアプリケーションの学習を参照してください。

完了したら、「プロジェクト」ウィンドウでプロジェクトを右クリックし、「プロジェクトの実行」を選択します。アプリケーションが、デバイス・エミュレータの「アプリケーション」メニューに表示されます。これでエミュレータでデバイスを実行できます。

プロジェクトをデバッグし、JUnitフレームワークを使用してテストを作成およびデバッグすることもできます。


関連項目

IDEを使用したモバイル・アプリケーションの開発の詳細は、次のドキュメントを参照してください。

get support for the NetBeans

Support


By use of this website, you agree to the NetBeans Policies and Terms of Use. © 2013, Oracle Corporation and/or its affiliates. Sponsored by Oracle logo