NetBeans の簡単な歴史



NetBeans は、1996 年にチェコ共和国の学生によるプロジェクト (最初は Xelfi と呼ばれていました) として始まりました。目標は、Delphi のような Java IDE を Java で記述することでした。Xelfi は、Java で書かれた最初の Java IDE (統合開発環境) であり、1997 年にその最初のプレリリースが行われました。

当時は特に Java IDE 空間が未知の領域であったため、Xelfi は取り組むにはおもしろいプロジェクトでした。このプロジェクトは十分に興味をひくものであったため、これらの学生たちは、卒業したら、それを商品として市場に出すことができると判断しました。Web 空間の友人や近親者を勧誘して資金を集め、彼らはそれを核とした会社を設立しました。

そのすぐあとに、チェコ共和国ですでにいくつかの新規事業にかかわってきた起業家である Roman Stanek から彼らに連絡がありました。彼は投資の対象となる良いアイデアを探していて、Xelfi を発見しました。彼は設立者と会いました。彼らは意気投合し、事業が生まれました。

最初の事業計画は、ネットワーク対応の JavaBeans コンポーネントを開発することでした。IDE の基本アーキテクチャーを設計した Jarda Tulach は、コンポーネントの実行内容を表現するために NetBeans という名前を思い付きました。IDE は、それらを提供する手段となりました。エンタープライズ JavaBeans の仕様が公開されると、そのようなコンポーネントの標準と張り合うよりもそれと連携することの方が理にかなっていました (ただし、名前には固執しました)。

1999 年の春、Swing をサポートする NetBeans DeveloperX2 がリリースされました。1999 年の秋にリリースされた JDK 1.3 に導入された性能向上によって NetBeans は開発ツールの実行可能な選択肢の 1 つとなりました。1999 年の夏ごろまで、チームは DeveloperX2 を、今日のソフトウェアの基礎を形成する、よりモジュール化された NetBeans に再設計することに尽力していました。

1999 年の夏にはほかにも進行していることがありました。Sun Microsystems がより優れた Java 開発ツールを必要として、NetBeans に関心を持つようになったのです。それは NetBeans チームにとって長年の夢の実現でした。NetBeans は Java メーカーの主力のツールセットになりました。秋には、次世代の NetBeans Developer の Beta 版で契約が成立しました。同じ時期に Sun Microsystems は別のツール会社である Forté も買収し、NetBeans を Forté for Java という名前に変更することを決めました。NetBeans という名前はしばらくなくなりました。

買収時に、プログラミング経歴のほとんどの期間、オープンソースプロジェクトに携わってきた若い開発者は、NetBeans をオープンソース化するという考えについて言及しました。話を先に進めると、6 か月もたたないうちに NetBeans をオープンソース化するという決定が下されました。Sun では長年にわたってオープンソースプロジェクトに相当な量のコードを提供してきましたが、これは Sun が最初に出資したオープールソースプロジェクトであり、Sun がサイトの費用を出したり、インフラストラクチャーを整備したりすることになったものでした。最初に行われた決定は、新しいサイトを netBeans.org と呼ぶのが理にかなっているというものでした。2000 年 6 月、netbeans.org の最初の Web サイトが開始されました。

プラットフォーム

ここに至るまでに興味深いことが起こりました。人々が NetBeans コアランタイムと独自のプラグインを使ってアプリケーション (開発ツールではまったくないアプリケーション) を構築し始めたのです。実は、これによって相当な市場があることが判明しました。2000 年と 2001 年は、NetBeans 上に構築されたアプリケーションが IDE であると推測させる要素を取り除くことに多くの労力が注ぎ込まれたため、そのプラットフォームはあらゆる目的に適した汎用デスクトップアプリケーションになりました。この作業は IDE のコードベースにとっても健全であることが判明し、クリーンな API 設計と懸念の分離が促進されました。

初期のころ

オープンソースプロジェクトとは、人々と貢献の適切なバランスを見つける時間を必要とする、存続しているエンティティーです。その拡張は常に進行中のプロセスです。最初の年 (NetBeans 3.2 まで)、プロジェクトは立ち上げに時間を費やしました。次の数年は、オープンソースプロセスという点で何が役立つかを学ぶ必要がありました。(最初の 2 年間、開発プロセスは非常にオープンであったため、実装よりも討議に多くの時間が費やされました。)

しかし、初期の困難は報われました。NetBeans 3.5 では、性能が大幅に向上し、回帰を防ぐためにテストとプロセスが導入されました。3.6 では、ウィンドウシステムとプロパティーシートが再実装され、ユーザーインタフェースが劇的にクリーンアップされました。

NetBeans 4.0 では、IDE の動作方法が全面的に変更されました。新しいプロジェクトシステムでは、ユーザー体験が見直されただけでなく、NetBeans を抑止していたインフラストラクチャーを置き換えられるようにしました。NetBeans 4.1 は 4.0 の新しいプロジェクトインフラストラクチャーに基づいて構築され、より多くの機能と J2EE の完全サポートが追加されました。NetBeans 5.0 では、NetBeans プラットフォームに基づく IDE モジュールとリッチクライアントアプリケーションを開発するための包括的なサポートが導入されました。直感的な GUI ビルダー (Matisse)、新規および再設計された CVS サポート、Sun ApplicationServer 8.2、Weblogic9、および JBoss 4 のサポートです。以降のリリースは、以前のリリースの成功と変化する業界の需要に基づいて構築され続けました。マスコミによる賞賛、数々の業界賞、および開発者による好意的レビューが続きました。

今日、NetBeans チームは NetBeans プロジェクトおよびコミュニティーがどれほど発展したかをこれ以上誇りに思うことはありません。また、最初の設計者のほとんど全員が今でもプロジェクトにかかわっており、NetBeans メーリングリストにも参加しているとみられることも注目に値します。NetBeans ソフトウェアを使用する人々はかつてないほど増えています。ツールの改善が続けられ、コミュニティーは拡張しています。ぜひ参加してください

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