Windows での PHP 開発環境の構成
このチュートリアルでは、Windows オペレーティングシステムで PHP 開発環境を構成する 2 つの方法を示します。1 つめの非常に便利な方法は、AMP (A pache、M ySQL、P HP) パッケージをインストールして構成することです。このチュートリアルでは、XAMPP パッケージをインストールする方法を示します。2 つめの方法は、各コンポーネントを個別にインストールして構成することです。
目次
このチュートリアルに従うには、次のソフトウェアとリソースが必要です。
一般に、ローカル Web サーバーで開発およびデバッグが実行され、リモート Web サーバーに本番環境が置かれます。リモート Web サーバーの設定は、NetBeans IDE を使用したリモート Web サーバーへの PHP アプリケーションの配備 で説明されています。このチュートリアルでは、ローカル Web サーバーの設定を行います。PHP のサポートは、いくつかのローカル Web サーバー (IIS、Xitami など) に追加できますが、もっとも一般的に使用されるのは Apache HTTP サーバー です。Apache HTTP サーバーは、このチュートリアルで使用する XAMPP AMP パッケージに含まれています。スタンドアロンの Apache HTTP サーバーのインストールと構成については、ここ をクリックしてください。
必要なソフトウェア
PHP プロジェクトを作成、実行、およびデバッグするには、次のソフトウェアが必要です。
The NetBeans IDE for PHP。ここ からダウンロードできます。
Web サーバー。一般に、ローカル Web サーバーで開発およびデバッグが実行され、リモート Web サーバーに本番環境が置かれます。現在のバージョンではローカルサーバーを使用できます。将来のバージョンで、FTP アクセスによるリモートサーバーの使用がサポートされる予定です。PHP のサポートは、いくつかの Web サーバー (IIS、Xitami など) に追加できますが、もっとも一般的に使用されるのは Apache HTTP サーバー です。Apache 2.2 をインストールして構成する方法については、ここ をクリックしてください。
PHP エンジン。サポートされているバージョンは、PHP5 です。ここ からダウンロードできます。
PHP デバッガ。NetBeans IDE for PHP では XDebug を使用できますが、デバッガの使用は任意です。PHP5 と互換性があるため、推奨バージョンは XDebug 2.0 以降です。
データベースサーバー。さまざまなデータベースサーバーを使用できますが、もっとも一般的なサーバーは MySQL サーバーです。ここ からダウンロードできます。
注: 製品の推奨バージョンは MySQL Server 5.0 です。提供されているドキュメントは、このバージョンでの操作を説明します。
インストールしたあと、すべてのソフトウェアコンポーネントが互いに適切に機能する環境を設定する必要があります。
必要なソフトウェアが含まれているパッケージ を使用するか、各コンポーネントを個別にインストール できます。
AMP パッケージの使用
PHP エンジン、Apache HTTP サーバー、および MySQL データベースサーバーのすべての構成設定を自動的に指定するには、AMP パッケージを使用します。このチュートリアルでは、XAMPP-Windows パッケージの場合の手順を示します。WAMP パッケージについては、NetBeans の XDebug の Wiki を参照してください。
XAMPP パッケージのインストールと構成
この節では、XAMPP パッケージをダウンロード、インストール、および構成する方法について説明します。
警告: XAMPP 1.7.0 は使用しないでください。このバージョンは、XDebug に重大な問題があります。問題が修正されている version 1.7.1 以降を使用してください。
注: XAMPP 1.7.2 以降、XAMPP には PHP 5.2.x ではなく PHP 5.3 が付属しています。NetBeans IDE for PHP version 6.7.x は、PHP 5.3 の新機能をサポートしていません。NetBeans IDE for PHP 6.8 は、現在 PHP 5.3 を完全にサポートする開発ビルドとして使用できます。また、PHP 5.2.x と PHP 5.3 では、Xdebug のインストールも異なります。
XAMPP インストーラパッケージをダウンロードします。XAMPP Lite には XDebug は含まれません。
ダウンロードが完了したら、.exe ファイルを実行します。
Microsoft Vista の場合、ユーザーアクセス制御機能により、PHP インストーラは Apache httpd の構成を更新できません。XAMPP をインストールしている間は、UAC を無効にします。詳細については、Microsoft のサポート を参照してください。
Apache サーバーと MySQL データベースサーバーをサービスとしてインストールするオプションがあります。Apache サーバーと MySQL をサービスとしてインストールすると、これらを XAMP コントロールパネルから手動で起動する必要がありません。サービスは、XAMPP コントロールパネル でインストールまたはアンインストールできます。
自己抽出型アーカイブを使用する場合は、アーカイブの抽出後に setup-xampp.bat ファイルを実行して、パッケージのコンポーネントを構成します。XAMPP のインストーラではこのファイルが自動的に実行されます。
構成が完了したら、XAMPP コントロールパネルを開きます。コントロールパネルを開くには、XAMPP_HOME/xampp-control.exe ファイルを手動で実行するか、デスクトップに自動的に配置される XAMPP コントロールパネルのアイコンを使用します。XAMPP コントロールパネルを開くとき、サービスとしてインストールされたモジュールはすでに実行されています。
警告: Windows Vista では、xampp-control.exe が実行されない場合があります。代わりに xampp-start.exe を実行できます。
警告: MySQL の「管理ツール」ボタンによって実行される winmysqladmin.exe ファイル は正常に動作しません。複数のエラーメッセージが続けて表示されます。これらのメッセージを停止するには、winmysqladmin プロセスを手動で終了する必要があります。winmysqladmin.exe はコマンド行からも実行できません。http://bugs.xampp.org/view.php?id=71 を参照してください。
「サービス」チェックボックスは、モジュールが Windows のサービスとしてインストールされ、システムの起動時に自動的に起動することを示します。「サービス」チェックボックスを選択または選択解除することで、Windows のサービスをインストールまたはアンインストールできます。Windows のサービスをアンインストールしても、モジュールはアンインストールされませんが、モジュールを手動で起動する必要があります。XAMPP コントロールパネルには、モジュールを停止または起動したり、その管理コンソールを開いたりするためのボタンがあります。
XAMPP のインストールの確認
ブラウザを起動し、URL に http://localhost と入力します。XAMPP の開始ページが開きます。
Apache および MySQL サーバーがシステムサービスとしてインストールされていることを確認するには、オペレーティングシステムを再起動してブラウザを起動し、http://localhost の URL をもう一度入力します。XAMPP の開始ページが開きます。XAMPP の開始ページには左マージンにメニューがあります。これらのメニューを介して、さまざまな便利機能の中から 「XAMPP」コンポーネントの状態を確認したり、phpinfo() を実行したりできます。phpinfo() は、「XAMPP」コンポーネントの構成情報の画面を返します。
XDebug デバッガのインストールと有効化
XDebug を使用するように PHP スタックを構成する必要があります。PHP 5.2.6 をバンドルする XAMPP 1.7.1 を使用している場合、または PHP 5.3 をバンドルする XAMPP 1.7.2 を使用している場合は、プロセスが異なります。
多くのユーザーが、システムで XDebug を正常に動作させるのに苦労しています。助けが必要な場合は、NetBeans の Wiki および NetBeans PHP エディタのユーザーフォーラム を参照してください。
XAMPP 1.7.1 (PHP 5.2) での XDebug
XDebug をダウンロードして、.dll ファイルを php の拡張ディレクトリに配置し、このファイルを検索して使用するように php.ini を構成します。
PHP のバージョンと互換性がある、最新のスレッドセーフ な XDebug をダウンロードします。「Releases」の下に、ダウンロードリンクが一覧表示されています。.dll ファイルを XAMP_HOME/php/ext ディレクトリにコピーします。ここで XAMPP_HOME は、XAMPP または XAMPP Lite のインストールディレクトリです (C:\Program Files\xampp や C:\xampplite など)。
XAMPP のアクティブな php.ini ファイルを探して開きます。このファイルはデフォルトで XAMPP_HOME/apache/bin ディレクトリにあります。アクティブな php.ini ファイルを確認するには、phpinfo() を実行し、「Loaded Configuration File」を探します。
Zend オプティマイザは XDebug をブロックするため、Zend オプティマイザを無効にする必要があります。アクティブな php.ini ファイル内で次の行を探し、削除するか、コメントにします (念のため、Zend に関連するすべてのプロパティーを検索し、コメントにします)。
[Zend]
;zend_extension_ts = "C:\Program Files\xampp\php\zendOptimizer\lib\ZendExtensionManager.dll"
;zend_extension_manager.optimizer_ts = "C:\Program Files\xampplite\php\zendOptimizer\lib\Optimizer"
;zend_optimizer.enable_loader = 0
;zend_optimizer.optimization_level=15
;zend_optimizer.license_path =
XDebug を PHP エンジンに追加するには、php.ini ファイルで次の行のコメントを解除します。この行は、[Zend] セクションのすぐ下にあります。ない場合は追加します。追加のコメントがいくつか追加されています。
[XDebug] ; Zend OR (!) XDebug のみ
zend_extension_ts = "./php/ext/php_xdebug<-version-number>.dll"
; XAMPP と XAMPP Lite 1.7.0 以降は、<XAMPP_HOME>/php/ext/php_xdebug.dll にバンドル版 xdebug があります (バージョン番号を除く)。 xdebug.remote_enable=1 xdebug.remote_host=127.0.0.1 xdebug.remote_port=9000
; ポート番号は、NetBeans IDE の「ツール」>「オプション」>「PHP」のデバッガのポート番号と同じである必要があります。 xdebug.remote_handler=dbgp xdebug.profiler_enable=1 xdebug.profiler_output_dir="<XAMPP_HOME>\tmp"
xdebug.remote_enable プロパティーは 1 に設定し、true やその他の値には設定しないでください。
注: 指定するパスは、インストール時に定義した対応するファイルの場所と一致していることを確認してください。
php.ini を保存します。
XAMPP コントロールパネルアプリケーション を実行し、Apache サーバーを再起動します。
XDebug の構成方法の詳細については、
wiki と
XDebug のドキュメント を参照してください。
XAMPP 1.7.2 (PHP 5.3) での Xdebug
XAMPP 1.7.2 には適切な Xdebug .dll ファイルがバンドルされています。これを使用するには、php.ini を構成するだけです。Xdebug のすべての設定には、それらを説明するテキストがあります。
編集するために、XAMPP_HOME\php\php.ini を検索して開きます。これは XAMPP 1.7.2 で唯一の php.ini ファイルです。
zend_extension = "XAMPP_HOME\php\ext\php_xdebug.dll" 行を探してコメント解除します。
xdebug.remote_host=localhost 行を探してコメント解除します。設定の値を localhost から 127.0.0.1 に変更します。
xdebug.remote_enable = 0 行を探してコメント解除します。0 を 1 に変更します。
xdebug.remote_handler = "dbgp" 行を探してコメント解除します。
xdebug.remote_port = 9000 行を探してコメント解除します。
php.ini を保存します。
XAMPP コントロールパネルアプリケーション を実行し、Apache サーバーを再起動します。
XDebug の構成方法の詳細については、wiki と XDebug のドキュメント を参照してください。
コンポーネントの個別のインストール
Apache HTTP サーバー
Apache2 HTTP サーバー をダウンロードします。
.msi インストールファイルを実行します。インストールウィザードが起動します。その指示に従います。
Microsoft Vista では、Apache サーバーをデフォルトのフォルダである Program Files にインストールしないでください。Program Files 内のファイルはすべて書き込み保護されます。
インストールが完了したら、Apache サーバーを再起動します。
インストールが正常に終了したことを確認するには、ブラウザを起動し、次の URL を入力します。
http://localhost/
Apache の開始のテストページが開きます。
トラブルシューティング
デフォルトでは、Apache サーバーは 80 番ポートを待機しています。このポートは、ほかのサービス (たとえば Skype) によってすでに使用されている可能性があります。この問題を解決するには、サーバーが待機しているポートを変更します。
Apache Web サーバーの構成ファイルの httpd.conf を開きます。デフォルトでは、このファイルは C:\Program Files\Apache Software Foundation\Apache<バージョン>\conf\ にあります。
Listen 80 の行を検索し、ポート番号を、たとえば 8080 に変更します。ファイルを保存します。
Apache Web サーバーを再起動します。
Web サーバーが機能していることを確認するには、ブラウザを起動して URL を入力し、ポート番号を明示的に指定します。http://localhost:8080 。
80 番ポートを待機する可能性があるプロセスを停止することもできます。タスクマネージャーで関連するファイル名を選択し、「プロセスの終了」をクリックします。
サーバーのインストールと構成については、ここ を参照してください。
PHP エンジン
PHP5 エンジン をダウンロードします。
ダウンロードが完了したら、.msi インストールファイルを実行します。インストールウィザードが起動します。
「Apache Configuration Directory」パネルで、httpd.conf があるディレクトリを指定します。デフォルトの設定は、C:\Program Files\Apache Software Foundation\Apache<バージョン>\conf\ です。PHP の処理が自動的に有効になります。
MySQL データベースサーバーを使用する場合は、「Complete」インストールオプションを選択するか、「Extensions」リストで MySQL と MySQLi の項目を選択します。
インストールが完了したあと、Apache サーバーを再起動します。
PHP エンジンが正常にインストールされていること、および Apache 構成で PHP 処理が有効になっていることを確認するには、次の手順に従います。
トラブルシューティング
ページが開かない場合は、次の手順に従います。
Apache サーバーを再起動します。
Apache サーバーの構成ファイルの httpd.conf に次の行が含まれていることを確認します。
AddType Application/x-httpd-php .php
LoadModule php5_module "c:/php/sapi/php5apache2_2.dll"
行が見つからない場合は行を追加し、httpd.conf を保存して Apache を再起動します。
http://localhost:<ポート>/test.php のページを更新します。
MySQL データベースサーバー
詳細は、MySQL データベースサーバーのインストールと構成 を参照してください。
XDebug
XDebug をダウンロードします。
php/ フォルダに XDebug をインストールします。環境を設定 するためには、このパスが必要になります。
環境の設定
デフォルトの設定に従ってインストールを行なった場合、PHP 処理は自動的に有効になります。
XDebug を PHP エンジンに追加するには、php.ini ファイルを検索し、そこに次の行を追加します。
スレッドセーフ な PHP 5.2 エンジンの場合:
zend_extension_ts="<php フォルダのパス>/php_xdebug-<バージョン番号>.dll"
xdebug.remote_enable=1
スレッドセーフでない PHP 5.2 エンジンの場合:
zend_extension_nts="<php フォルダのパス>/php_xdebug-<バージョン番号>.dll"
xdebug.remote_enable=1
任意の PHP 5.3 エンジンの場合:
zend_extension="<php フォルダのパス>/php_xdebug-<バージョン番号>.dll"
xdebug.remote_enable=1
ユーザーによっては、次の行を追加する必要がある場合があります。
xdebug.remote_host=127.0.0.1 xdebug.remote_port=9000
; ポート番号は、NetBeans IDE の「ツール」>「オプション」>「PHP」のデバッガのポート番号と同じである必要があります。 xdebug.remote_handler=dbgp
XDebug の構成方法の詳細については、ここ をクリックしてください。
注: 指定するパスは、インストール時に定義した対応するファイルの名前および場所と一致していることを確認してください。
前にインストールした PHP エンジンが MySQL データベースサーバーの使用をサポートしていることを確認するには、次の手順に従います。
「スタート」>「コントロールパネル」をクリックします。
コントロールパネルで「プログラムの追加と削除」を選択します。
「プログラムの追加と削除」パネルで PHP <バージョン番号> 領域を選択し、「変更」をクリックします。PHP セットアップウィザードが起動します。「次へ」をクリックします。
「インストールの変更、修復、または削除」パネルで「変更」を選択し、「次へ」をクリックします。
「Web Server Setup」パネルで、Apache サーバーのバージョンを選択します。この例では、Apache 2.2 モジュールを選択します。「次へ」をクリックします。
「Apache Configuration Directory」パネルで、Apache の構成ファイルの httpd.conf を配置するディレクトリを指定します。「次へ」をクリックします。
「Choose Items to Install」パネルで「Extensions」ノードを展開し、MySQL と MySQLi の項目を選択します。「次へ」をクリックします。
「Ready to change PHP <version number>」パネルで、「Change」をクリックします。
「Completed the PHP <version number> Setup Wizard」パネルで、「Finish」をクリックします。
users
@
php.netbeans.org
メーリングリストに登録する ことによって、NetBeans IDE PHP 開発機能に関するご意見やご提案を送信したり、サポートを受けたり、最新の開発情報を入手したりできます。
PHP の学習に戻る