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ビジュアルモバイルデザイナのカスタムコンポーネント: SMS コンポーザアプリケーション

ビジュアルモバイルデザイナ (VMD) は NetBeans Mobility に含まれるグラフィカルインタフェースです。コンポーネントをドラッグ&ドロップすることでモバイルアプリケーションをデザインできます。VMD を使用すると、IDE に含まれるコンポーネントまたは独自にデザインしたコンポーネントを使用して、アプリケーションフローを定義し、GUI をデザインできます。VMD には、リスト、警告、フォーム、画像など、アプリケーションの作成に使用できる標準のユーザーインタフェース (UI) コンポーネントが多数含まれます。また、待機画面、スプラッシュ画面、表項目など、より複雑な機能を簡単に作成できるカスタムコンポーネントも含まれます。

SMS コンポーザは、ショートメッセージサービス (SMS) を使用してショートメッセージを送信するメカニズムとユーザーインタフェースを備えたカスタムコンポーネントです。このコンポーネントでは、JSR-120 の Wireless Messaging API が使用されます。この API は MIDP 2.0 仕様の一部ではないので、このカスタムコンポーネントは、JSR-120 のサポートが組み込まれているデバイスだけに配備できます。

このチュートリアルでは、Wireless Messaging API (WMA) 対応デバイス用モバイルアプリケーションで SMS コンポーザコンポーネントを使用する方法を示します。このコンポーネントの基本機能と、ショートメッセージサービスを使用してメッセージを送信する方法を学びます。

「SMS コンポーザ」カスタムコンポーネントに加えて、スプラッシュ画面と警告の 2 つの MIDP コンポーネントを使用する必要があります。

注: NetBeans IDE 6.8 を使用している場合は、「SMS コンポーザアプリケーションの作成」チュートリアル (NetBeans IDE 6.8 ドキュメント) を参照してください。

目次

このページの内容は NetBeans IDE 6.9 および 7.0 が対象です

このチュートリアルに従うには、次のソフトウェアとリソースが必要です。

ソフトウェアまたはリソース 必須バージョン
NetBeans IDE と Java ME version 6.9 および 7.0
Java Development Kit (JDK) version 6

サンプルアプリケーションのインストールと実行

始める前に、チュートリアルの最終結果を確認します。

次の手順で SMSComposerExample アプリケーションをインストールします。

  1. SMSComposerExample.zip をダウンロードします。
  2. ファイルを展開します。
  3. IDE で、「ファイル」>「プロジェクトを開く」を選択し、SMSComposerExample プロジェクトのファイルを展開したフォルダを選択します。
  4. 「プロジェクトを開く」をクリックします。
    「プロジェクト」ウィンドウは次のようになります。

    「プロジェクト」ウィンドウで SMS コンポーザの例を開いたところ

  5. 「プロジェクト」ウィンドウでプロジェクトノードを右クリックし、「プロジェクトを実行」を選択するか、F6 キーを押します。
    アプリケーションが実行されると、エミュレータウィンドウが開き、デフォルトのデバイスエミュレータでアプリケーションが実行されるところが表示されます。
  6. 「エミュレータ」ウィンドウで「起動」の下のボタンをクリックします。エミュレータにスプラッシュ画面コンポーネントが表示されてから、次に示す SMS コンポーザが表示されます。

    WTK 2.5 エミュレータにサンプルの SMS コンポーザアプリケーションが表示されたところ

  • 電話番号やメッセージなどのオプション間を移動するには、カーソルを上下に移動します。
  • 中央のボタンをクリックすると、選択したテキストフィールドが編集可能になります。
  • メッセージを送信するには、「Send」の下のボタンをクリックします。
  • アプリケーションを終了するには、「Exit」の下のボタンをクリックします。

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SMS コンポーザのカスタムコンポーネントを使用してアプリケーションを作成する

SMS コンポーザコンポーネントが実際に動作するところを確認できたので、最初に戻ってこのアプリケーションを作成します。アプリケーションを作成するには、次の手順を実行します。

  1. SMSComposerExample プロジェクトを作成する
  2. プロジェクトにパッケージとビジュアル MIDlet を追加する
  3. プロジェクトにコンポーネントを追加する
  4. プロジェクトにコマンドを追加する
  5. コンポーネントを接続してアプリケーションフローを作成する
  6. 待機画面のタスクを変更する
  7. プロジェクトを実行する

SMSComposerExample プロジェクトの作成

  1. ファイル」>「新規プロジェクト」(Ctrl-Shift-N) を選択します。「カテゴリ」から「Java ME」を選択します。「プロジェクト」で「モバイルアプリケーション」を選択して、「次へ」をクリックします。
  2. 「プロジェクト名」フィールドに SMSComposerExample と入力します。「プロジェクトの場所」をシステム上の任意のディレクトリに変更します。以降、この例では、このディレクトリを $PROJECTHOME とします。
  3. 「Hello MIDlet を作成」チェックボックスの選択を解除します。「次へ」をクリックします。
  4. 「エミュレータプラットフォーム」は、「Sun Java Wireless Toolkit 」を選択したままにしておきます。「次へ」をクリックします。
  5. 「完了」をクリックします。
  6. 注: このプロジェクトフォルダには、ソースおよび、プロジェクトの Ant スクリプトなどのプロジェクトメタデータのすべてが含まれます。

プロジェクトへのパッケージとビジュアル MIDlet の追加

  1. 「プロジェクト」ウィンドウで SMSComposerExample プロジェクトを選択し、「ファイル」>「新規ファイル」(Ctrl-N) を選択します。「カテゴリ」から「Java」を選択します。「ファイルの種類」として「Java パッケージ」を選択します。「次へ」をクリックします。
  2. 「パッケージ名」フィールドに smscomposerexample と入力します。「完了」をクリックします。
  3. 「プロジェクト」ウィンドウで smscomposerexample パッケージを選択し、「ファイル」>「新規ファイル」(Ctrl-N) を選択します。「カテゴリ」にある「MIDP」を選択します。「ファイルの種類」として「ビジュアル MIDIlet」を選択します。「次へ」をクリックします。
  4. 「MIDlet 名」フィールドと「MIDP クラス名」フィールドに SMSComposerExample と入力します。「完了」をクリックします。
    アプリケーションはビジュアルモバイルデザイナの「フローデザイン」ウィンドウに表示されます。
  5. ビジュアルモバイルデザイナで SMSComposerExample を開いた状態

プロジェクトへのコンポーネントの追加

  1. フローデザイナのウィンドウで、コマンドパレットから次のコンポーネントをドラッグ&ドロップします。
    • スプラッシュ画面
    • SMS コンポーザ
    • 待機画面
    • 警告 (2 個)
  2. splashScreen をクリックし、「プロパティー」ウィンドウで「テキスト」プロパティーの値を「null」から「SMS Composer Example」に変更して Enter キーを押します。
  3. alert をクリックし、「プロパティー」ウィンドウで「タイトル」プロパティーの値を「alert」から「alertSent」に変更します。同様にして、alert1 の「タイトル」プロパティーを「alert1」から「alertError」に変更します。
  4. alert をクリックし、「プロパティー」ウィンドウで「文字列」プロパティーの値を「Message Sent」に変更します。同様に、alertError コンポーネントの「文字列」プロパティーの値を「Error」に変更します。
  5. smsComposer をクリックし、「プロパティー」ウィンドウで「SMS Properties」カテゴリの「自動的に送信」プロパティーの選択を解除します。

プロジェクトへのコマンドの追加

  1. フローデザイナを開きます。
  2. コンポーネントパレットの「コマンド」セクションで終了コマンドを選択します。フローデザイナの smsComposer コンポーネントにドラッグ&ドロップします。

コンポーネントを接続してアプリケーションフローを作成する

フローデザイナで、モバイルデバイスの「起動」をクリックし、splashScreen コンポーネントまでドラッグします。同様に、次の図に示すようにコンポーネントを接続します。

フローデザイナでコンポーネントをコマンドの線で接続したところ

待機画面のタスクの変更

ナビゲータの「リソース」カテゴリで、task コンポーネントを見つけて右クリックし、ポップアップメニューから「ソースへ移動」を選択します。ソースウィンドウで、// write task-execution user code here というセクションを探し、smsComposer.sendSMS(); に置き換えます。

プロジェクトの実行

F6 キーを押して主プロジェクトを実行します。「実行」>「主プロジェクトを実行」を選択する方法もあります。

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「SMS コンポーザ」コンポーネントの Javadoc

NetBeans IDE には、SMSComposer コンポーネントや、VMD で使用できるその他のコンポーネントに関する API Javadoc が用意されています。SMSComposer コンポーネントの Javadoc を表示するには、次の手順を実行します。

  1. ソースコード内で SMSComposer コンポーネントにカーソルを合わせて Ctrl-Shift-スペースキーを押します (または、「ソース」>「ドキュメントを表示」を選択します)。
    この要素の Javadoc がポップアップウィンドウに表示されます。
  2. ポップアップウィンドウで「外部 Web ブラウザにドキュメントを表示」アイコン (外部 Web ブラウザにドキュメントを表示) をクリックすると、SMSComposer コンポーネントの詳細情報がブラウザに表示されます。

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関連項目

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